果実酒はお酒が苦手な人でも飲みやすく、比較的簡単に手作もできるので人気があります。
そこで気になるのは賞味期限。未開封なら長期保存ができそうですが、開封後はどれくらいの期間飲めるのでしょうか?
果実酒の賞味期限はどれくらいなのか?開封後はいつまで飲めるのか?
未開封の果実酒と開封後の果実酒では賞味期限に差はあるのか?
調べてみました。
Contents
果実酒ってどんなもの?
まず初めに、果実酒とはどのようなお酒を指すのか。見てみましょう。
果実酒とは
大辞林によると
●蒸留酒に果実を漬け込んだ飲み物。果実混合酒。税法上はリキュールとする。梅酒・イチゴ酒・ニンニク酒など。
とあります。
税法上「果実酒」に分類されるものは前者のワインやシードルになりますが
一般的に果実酒として使われるのは後者の意味で、この記事でもそちらについてまとめています。
果実酒の種類
蒸留酒に果実を漬け込んで作る果実酒。どんな果実でも作れるのでしょうか?
一番スタンダードなのは、青梅をつけこんだ梅酒。
他にも、ビワ・サクランボ・あんず・すもも・かりん・パイナップルなど様々な果物で作れます。
珍しいことろでは、マタタビや中華料理で使われるクコの実をつけこんだ果実酒もあります。
果実酒の賞味期限は?開封後と未開封の違いは?
「ずいぶん前に買った果実酒が出てきた!これまだ飲めるのかな?」
家の中を整理していると、古いお酒が出てきたりするものです。
長期保存できるイメージがあるお酒ですが、果実酒はどうなのでしょうか?
市販の果実酒の賞味期限
果実酒のなかでも、いちばんポピュラーな梅酒を例にとってみてみましょう。
未開封の場合
市販の梅酒は賞味期限を設定していないものがほとんどです。
一般的には、2年間は味に変化はないとされています。
2年以上前のものでも、未開封で冷暗所に保存されていれば美味しく飲める場合が多いようです。
開封後の場合
開封後の場合は、雑菌が入ったりアルコールが揮発することで品質が変わる可能性が高くなります。
梅酒のパッケージには「開封後は早めにお飲みください」と書いてありますが
紙パックの場合、きちんと蓋をして冷暗所保存で半年ほど。
瓶の場合は、きちんと蓋をして冷暗所保存で数年は大丈夫なようです。
こんな場合は飲んじゃだめ!
長期保存が可能な果実酒ですが、こんな場合は飲まないでください。
●変なにおいや味がする
●直射日光があたる高温の場所で保存していた
まずは状態をよく観察してみましょう。
見た目が大丈夫でも、飲んでみて少しでも違和感があったら飲むのをやめてくださいね。
手作りの梅酒の賞味期限
手作りの梅酒にも賞味期限はありません。
梅酒の作り方
【用意するもの】
・青梅…1kg
・ホワイトリカー…1.8L
・氷砂糖…500g前後
・広口の瓶
【作り方】
1.青梅をよく洗い、よく拭いて、ヘタをとる。
2.よく洗い乾かした広口瓶に青梅と氷砂糖を交互にいれてホワイトリカーを注ぐ。
3.冷暗所に保存。3ヶ月後くらいから飲める。梅は1年経ったら取り出す。